プロコフィエフのピアノ協奏曲3番
近代のピアノ協奏曲の屈指の傑作がプロコフィエフの3番ではないかと思う時がよくあります。以下、所蔵盤のコメントをしておきます。

(1)プロコフィエフ・コッポラ(1932EMI→ナクソス)
 自作自演で歴史的な録音。音は貧しくピアノも荒っぽいけどそのピアニズムは強烈。
(2)カペル・ドラティ(1945RCA)
 アメリカの才人でタッチが研ぎ澄まされてます。
(3)フランソワ・クリュイタンス(1953EMI)
 イマジネーションたっぷりで独特の感性。おすすめ。
(4)カッチェン・アンセルメ(1953デッカ)
 技巧的でピアニズム豊かな印象(ブラームスがお得意の方)
(5)ギレリス・コンドラシン(1955CDVE)
 凄い顔合わせながらライブでアラが多く聴く価値はあまりない。
(6)ジャニス・コンドラシン(1962マーキュリー)
 ギラギラしたピアニズムでこれも凄い。アメリカ人では最高かも。
(7)フランソワ・ロヴィツキ(1963EMI)
 旧盤と同じく独特の感性。オケがいいのでこれもおすすめ。
(8)アルゲリッチ・アバド(1967DG)
 もっともスリリングで永遠の名盤。イチオシ。
(9)ベロフ・マズア(1974EMI)
 一番テンポが落ち着いていながら説得力があって若々しい名演。
(10)アシュケナージ・プレヴィン(1975デッカ)
 ピアノは完成度が高くテンポも速め。録音もよく万人向け。
(11)クライネフ・キタエンコ(1992エラート)
 落ち着いたテンポで熱演。
(12)キーシン・アバド(1993DG)
 お得意の曲らしくパワフルでオケもよくこれもおすすめ。
(13)アルゲリッチ・デュトワ(1997EMI)
 旧盤よりもスリリングさは少なくなり、大らかでいてパワフルな感じ。

コメント

stella
stella
2006年5月24日17:30

プロコのピアコン3番、鳥肌もんですね。2番はおととしマズア指揮レオンヤスカピアノを、プラハの春で聴きました。今聴いたらもっと違った感動があったんだろうなあ。またチェコ行きたいな。

奏(かなで)
奏(かなで)
2006年5月24日23:41

実は実演で聴く機会はまだないんです(笑)。たぶんピアニストは物凄く体力使うと思います。キーシンあたりでぜひ聴きたいです。

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