バラキレフのピアノ作品全集
先月聴いたパレーがうまかったので、バラキレフの「ピアノ曲全集」(6枚組。1992年録音。ブリリアント盤)を買ってみました。詳しくはhttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1067612
彼のピアノ曲と言えば「イスラメイ(東洋的幻想)」という難曲しか知りませんでしたが、6枚におよぶ諸作品を聴いてバラキレフの志向が少しわかってきました。穏やかでショパン的な曲が多く、ワルツ、マズルカ、スケルツォ、夜想曲などのジャンルはまさにショパンの影響でしょう。
ロシアの国民楽派の範疇で、毒っぽさやピアニスティックな刺激がなくてちょっと物足らないところもありましたが、さわやかで穏やかな曲が多くていい感じです。3曲あるピアノソナタのうち変ロ短調のソナタや「グリンカの主題による幻想曲」は聴き応えがありました。 ワルツもいい曲が多いです。

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