ショスタコヴィチ交響曲
2006年2月10日
ここ1ヶ月でぽつぽつショスタコばかり聴いてる自分に気が付きました。交響曲、協奏曲、室内楽、ピアノ曲、オペラとどのジャンルもつまみ食い的に聴いて、曲のすばらしさに感動しています。
交響曲をいくつか聴き比べたので感想をメモしておきます。
(1)コンドラシン/モスクワPO(メロディア)
これがイチオシですが、やはり1960年代のステレオ初期でありながら録音が悪く万人向けとは言えないかもしれません。ただ曲に精通したようなスケールの大きさ、スピード感、オケのテクニックとも万全です。
(2)ムラヴィンスキー/レニングラードPO(メロディア)
全集がないのが悔やまれますが、残された録音は全てベストに近い演奏。スピード感やオケのテクニックはコンドラシンと同じかさらに上で、コンドラシンが大げさなのに大してクールに燃焼していると言えるでしょうか。ただライブ盤もあったり録音はあまり良くないです。
(3)ロジェストヴェンスキー/ソヴィエト国立文化省SO(メロディア。写真左)
1980年代なので録音は申し分なく、西欧オケにない打楽器や金管の迫力は十分ですが、オケのテクニックがやや落ちるのとスピード感がそれほどではないのが残念。構成感はまずまず、表現は多少疑問のところもあります。
(4)ハイティンク/ロンドンPO(デッカ。写真中)
録音は申し分なくオケのテクニックも十分です。ただ西欧オケと旧ソ連オケの差が出て、盛り上がるところがおとなしかったり、特に打楽器や金管の迫力に欠けるようでショスの醍醐味がちょっと味わえない感じです。
(5)バルシャイ/ワルシャワPO
廉価が魅力で話題でしたが、これはおすすめしません(実はダビングもせず中古店に買い取ってもらいました)。オケのテクニックが落ちるのと構成感にどうも馴染めなかったです。
(6)ロストロポーヴィチ/ナショナルSO(テルデック。写真右)
デジタル録音でオケのテクニックも十分です。ただハイティンク盤と同じく西欧オケのため打楽器・金管の迫力が今ひとつという点はあります。指揮がかなり個性的で、テンポの急変が気になるかもしれませんが、15番4楽章で幻想的だったりすばらしい面が多いように感じました。
それにしても全集が5000円台で買えるというのは、いい時代になりました(LP時代には考えられない!)。
交響曲をいくつか聴き比べたので感想をメモしておきます。
(1)コンドラシン/モスクワPO(メロディア)
これがイチオシですが、やはり1960年代のステレオ初期でありながら録音が悪く万人向けとは言えないかもしれません。ただ曲に精通したようなスケールの大きさ、スピード感、オケのテクニックとも万全です。
(2)ムラヴィンスキー/レニングラードPO(メロディア)
全集がないのが悔やまれますが、残された録音は全てベストに近い演奏。スピード感やオケのテクニックはコンドラシンと同じかさらに上で、コンドラシンが大げさなのに大してクールに燃焼していると言えるでしょうか。ただライブ盤もあったり録音はあまり良くないです。
(3)ロジェストヴェンスキー/ソヴィエト国立文化省SO(メロディア。写真左)
1980年代なので録音は申し分なく、西欧オケにない打楽器や金管の迫力は十分ですが、オケのテクニックがやや落ちるのとスピード感がそれほどではないのが残念。構成感はまずまず、表現は多少疑問のところもあります。
(4)ハイティンク/ロンドンPO(デッカ。写真中)
録音は申し分なくオケのテクニックも十分です。ただ西欧オケと旧ソ連オケの差が出て、盛り上がるところがおとなしかったり、特に打楽器や金管の迫力に欠けるようでショスの醍醐味がちょっと味わえない感じです。
(5)バルシャイ/ワルシャワPO
廉価が魅力で話題でしたが、これはおすすめしません(実はダビングもせず中古店に買い取ってもらいました)。オケのテクニックが落ちるのと構成感にどうも馴染めなかったです。
(6)ロストロポーヴィチ/ナショナルSO(テルデック。写真右)
デジタル録音でオケのテクニックも十分です。ただハイティンク盤と同じく西欧オケのため打楽器・金管の迫力が今ひとつという点はあります。指揮がかなり個性的で、テンポの急変が気になるかもしれませんが、15番4楽章で幻想的だったりすばらしい面が多いように感じました。
それにしても全集が5000円台で買えるというのは、いい時代になりました(LP時代には考えられない!)。
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