フルニエの芸術
2006年2月4日
かつて販売された日本製の「フルニエの芸術」は廃盤でヤフオクでも3万円くらいの値がついたことがありましたが、輸入盤BOXで登場して安くなっています。
名演の誉れ高いドヴォルザーク(有名なセル指揮)、エルガーなどの協奏曲のほか、ブラームス・ショパン・フランクのソナタやシューベルト「アルペジョーネ・ソナタ」やシューマンの小品など名演がぎっしり入ってます。
RCAやアルヒーフで今まで聴いた協奏曲やブラームスの室内楽、バッハの無伴奏などの録音では、渋くて紳士的でロマンティックで「貴公子」のイメージが強かったんですが、このBOXの、特にブラームス「チェロソナタ」は奔放な演奏で驚きました。バックハウス伴奏のモノラル盤はドイツ的な渋い演奏だったのに対して、フィルクシュニー伴奏のこのステレオ盤はフルニエが指導権にぎってブイブイ言わせる感じで、この曲の演奏では特異な存在かもしれません。テンポも小気味よくて飽きがこない感じです。他にショパンの「チェロソナタ」では2楽章の第2主題(ピアノのアルペジオにのってチェロが優美な主題を歌わせるとこ)はロストロあたりはルバートしてたっぷり歌ってるのに対してフルニエは抑制の効いた演出でこれは渋い演奏。他にも小品の演奏は彼らしい堅実な演奏でどれも名演だと思いました。
名演の誉れ高いドヴォルザーク(有名なセル指揮)、エルガーなどの協奏曲のほか、ブラームス・ショパン・フランクのソナタやシューベルト「アルペジョーネ・ソナタ」やシューマンの小品など名演がぎっしり入ってます。
RCAやアルヒーフで今まで聴いた協奏曲やブラームスの室内楽、バッハの無伴奏などの録音では、渋くて紳士的でロマンティックで「貴公子」のイメージが強かったんですが、このBOXの、特にブラームス「チェロソナタ」は奔放な演奏で驚きました。バックハウス伴奏のモノラル盤はドイツ的な渋い演奏だったのに対して、フィルクシュニー伴奏のこのステレオ盤はフルニエが指導権にぎってブイブイ言わせる感じで、この曲の演奏では特異な存在かもしれません。テンポも小気味よくて飽きがこない感じです。他にショパンの「チェロソナタ」では2楽章の第2主題(ピアノのアルペジオにのってチェロが優美な主題を歌わせるとこ)はロストロあたりはルバートしてたっぷり歌ってるのに対してフルニエは抑制の効いた演出でこれは渋い演奏。他にも小品の演奏は彼らしい堅実な演奏でどれも名演だと思いました。
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