ハイフェッツのフランクのソナタ
2006年1月19日
ハイフェッツの名盤で知られているCDはほとんどが壮年期を過ぎたステレオ録音の時代のもので、やはり弦楽器演奏家は若い頃のほうがテクニックや音が優れていることは言うまでもなく、若い頃の演奏をいろいろ物色しています。
今日聴いたのは、まずRCA赤盤復刻(LP2枚分がCD化で1枚)の「若きハイフェッツ名演集」で、1925〜34年(ハイフェッツ24〜33歳)の最初期の電気録音。雨ザーザーのノイズは思ったほど大きくなく(カット処理はまあまあ)、彼の美音とテクニックを堪能できます。とりわけアクロン「ヘブライの旋律」、ドリゴ「火花のワルツ」、グリーグ「ソナタ3番」2楽章などの珍しい小品は鳥肌物です。hmvサイトで試聴もできます。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=457599""
もう1つはEMIの初期録音集で、パガニーニ「カプリース」から3曲、コルンゴルド「時計のマーチ」、モシュコフスキー「ギターレ」(ジプシー風のカンタービレの曲)、バッツィーニの「ラ・ロンド・デ・ルゥティン」という技巧的な曲などの珍しい小品が含まれ、さらに目玉はフランク「ヴァイオリンソナタ」で何とルービンシュタインの伴奏。録音の古さを超越してすばらしい名演です。ディスク以外でも「ハイフェッツ大全集」、ナクソス盤、RCA盤など別のCDでも同じ録音が入手できます。技巧がすばらしいことは言うまでもなく、フランス的な感性はありませんが精神的な面で優れていると思います。よく聴いているとハイフェッツが譜面にない音まで弾いてます(あまり気になりません)ハイフェッツは引退時の「ラスト・リサイタルで再録音しています(ピアノはベイ)が、印象はまったく違って、このモノラル盤はニュアンスに富み、スケールが大きく、かと言って個性的でなく、非常に完成度の高い名演だと思います。
今日聴いたのは、まずRCA赤盤復刻(LP2枚分がCD化で1枚)の「若きハイフェッツ名演集」で、1925〜34年(ハイフェッツ24〜33歳)の最初期の電気録音。雨ザーザーのノイズは思ったほど大きくなく(カット処理はまあまあ)、彼の美音とテクニックを堪能できます。とりわけアクロン「ヘブライの旋律」、ドリゴ「火花のワルツ」、グリーグ「ソナタ3番」2楽章などの珍しい小品は鳥肌物です。hmvサイトで試聴もできます。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=457599""
もう1つはEMIの初期録音集で、パガニーニ「カプリース」から3曲、コルンゴルド「時計のマーチ」、モシュコフスキー「ギターレ」(ジプシー風のカンタービレの曲)、バッツィーニの「ラ・ロンド・デ・ルゥティン」という技巧的な曲などの珍しい小品が含まれ、さらに目玉はフランク「ヴァイオリンソナタ」で何とルービンシュタインの伴奏。録音の古さを超越してすばらしい名演です。ディスク以外でも「ハイフェッツ大全集」、ナクソス盤、RCA盤など別のCDでも同じ録音が入手できます。技巧がすばらしいことは言うまでもなく、フランス的な感性はありませんが精神的な面で優れていると思います。よく聴いているとハイフェッツが譜面にない音まで弾いてます(あまり気になりません)ハイフェッツは引退時の「ラスト・リサイタルで再録音しています(ピアノはベイ)が、印象はまったく違って、このモノラル盤はニュアンスに富み、スケールが大きく、かと言って個性的でなく、非常に完成度の高い名演だと思います。
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