メニューインBOXと映像
2006年1月17日
メニューインの協奏曲BOX(EMI10枚組)からヴュータンのヴァイコン4・5番を聴きました。
ロマン派のヴァイコンの中で技巧的な独奏の魅力としっかりしたオケパート(ハープ入り!)で知られています。ただ主題がはっきりしないのと終楽章が短い印象からそれほどメジャーではないと思いますが、アダージョ楽章のロマンティックさは人一倍でここに最大の魅力があるかもしれません。
メニューインは神童で知られた人ですが、晩年の録音はボウイングの雑さと音程のアラが目立ったせいか、近年話題にならない感じです(ハイフェッツを聞き慣れるといろいろ比較してしまう)。しかし、若いころはもちろん1950年代頃の録音も熱のこもった解釈と独特のヴィヴラートで聴き応えがあります。
あと「コンサート・マジック」という1947年製作のミュージックフィルムを見ました。映画っぽい作り方の白黒映像で、どこぞのお屋敷でピアノ伴奏の小品をメニューインが次々弾いていきますが、とりわけパガニーニのカプリース24番は正規盤にないのでメニューインの美音による超絶技巧が映像で見られるのは貴重です(クライスラー版なのでピアノ伴奏あり)。ただメニューインだけの映像ではなく、キャンベルやギンペルという聞いたことのないピアニストの演奏や、ユーラ・ビールというアルト歌手まで登場します。
ロマン派のヴァイコンの中で技巧的な独奏の魅力としっかりしたオケパート(ハープ入り!)で知られています。ただ主題がはっきりしないのと終楽章が短い印象からそれほどメジャーではないと思いますが、アダージョ楽章のロマンティックさは人一倍でここに最大の魅力があるかもしれません。
メニューインは神童で知られた人ですが、晩年の録音はボウイングの雑さと音程のアラが目立ったせいか、近年話題にならない感じです(ハイフェッツを聞き慣れるといろいろ比較してしまう)。しかし、若いころはもちろん1950年代頃の録音も熱のこもった解釈と独特のヴィヴラートで聴き応えがあります。
あと「コンサート・マジック」という1947年製作のミュージックフィルムを見ました。映画っぽい作り方の白黒映像で、どこぞのお屋敷でピアノ伴奏の小品をメニューインが次々弾いていきますが、とりわけパガニーニのカプリース24番は正規盤にないのでメニューインの美音による超絶技巧が映像で見られるのは貴重です(クライスラー版なのでピアノ伴奏あり)。ただメニューインだけの映像ではなく、キャンベルやギンペルという聞いたことのないピアニストの演奏や、ユーラ・ビールというアルト歌手まで登場します。
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