ホロヴィッツの映像
2006年1月13日
私の知る限りホロヴィッツの映像は次の9種類です。
?「ホロヴィッツ・オン・TV」のレコードで知られるカーネギーホール・ライブ(1968年。国内版なし)
…これが最もすばらしい映像です。数年前にNHK放映の「20世紀の名演奏」でスクリャービン「練習曲op8-12」の熱演のみ放映。また市販のDVD「アート・オブ・ピアニスト」にはビゼー・ホロヴィッツ編の「カルメン変奏曲」のみ収録され入手が容易です。
?カーター大統領の前で弾いたホワイトハウス・コンサート(1978年)
…TV放映(民放)のみ。国内版で市販されてません。ショパン「ソナタ2番」やラフマニノフ「VRポルカ」、「カルメン変奏曲」などギラギラした演奏で興奮のるつぼです。
?メータ指揮でラフマニノフ「ピアノ協奏曲3番」(1978年。DGでVHS・DVD化。写真)
…現在廃盤でオークションで高値で取り引きされてます。唯一の協奏曲の映像でライブのためアラもありますが、3楽章の盛り上がったところで楽員たちを鼓舞するようなホロヴィッツのパフォーマンスには鳥肌が立ちます。
?チャールズ皇太子夫妻の前で弾いたロンドン・ライブ(1982年。VHS化)
…ラフマニノフのソナタ3番は情熱的な演奏。王子誕生祝いでプログラム変更されたシューマン「子供の情景」もすばらしい出来です。
?衝撃的な初来日の東京ライブ(1983年。NHKホール)。
…私も5万円するチケットを借金して購入して行きました!今でも全てをありありと思い出すコンサート。しかし当時ホロヴィッツは精神安定剤を服用していて本調子でなくアンコールもなし。翌日NHKで放映されましたが酷評を受けました。ですがベートーヴェン「ソナタ28番」やショパン「練習曲」数曲、シューマン「謝肉祭」といった現在もリリースされていない彼の珍しいレパートリーだったので非常に貴重な映像です。名誉挽回のために再来日した1986年のライブはすばらしい演奏だったのに録音・映像はないようです。
?ジュリーニ指揮でモーツァルト「ピアノ協奏曲23番」レコーディングセッション(1986年。マジック・オブ・ホロヴィッツと題してDGからDVD化。かつてNHKで放映された)
…録音風景を収録した非常に貴重な映像。3楽章の主題の改変などホロヴィッツのわがまま(?)とそれを笑顔で迎えるジュリーニが印象的。
?モスクワ・リサイタル(1986年。モスクワ音楽院大ホールSONYからDVD化)
…この年齢を考えると完成度は高いほうで非常に感銘的なライブ。シューベルト(リスト編)「ウィーンの夜会第6番」やモシュコフスキー「花火」あたりが印象的です。またアンコールの「トロイメライ」を聴く観衆の目に涙が光り感動を誘います。
?ラスト・ロマンティック(1987年。次のウィーンライブとあわせて自宅でピアノを前にインタビュー。NHK−BSで放映。一部が「カーネギーホール」未編集リサイタルの特典DVDとして市販)…ショパンの「黒鍵のエチュード」「英雄ポロネーズ」などを弾いてますが、自宅で気楽に演奏してるので精巧さに欠けます。
?ウィーン・ライブ(1987年。NHK−BSで放映)
曲目は?とほぼ同じで、どちらかと言えば?よりも演奏の出来が下回ります。
追記。若いころの無声の映像もありました。ショパンの練習曲0p25-10のような両手オクターブと思われる曲などを弾く映像でスローモーションによって完璧な指の動きを見るような記録映像です。音がないのが残念!
この他にもありましたら情報をお教えください。
?「ホロヴィッツ・オン・TV」のレコードで知られるカーネギーホール・ライブ(1968年。国内版なし)
…これが最もすばらしい映像です。数年前にNHK放映の「20世紀の名演奏」でスクリャービン「練習曲op8-12」の熱演のみ放映。また市販のDVD「アート・オブ・ピアニスト」にはビゼー・ホロヴィッツ編の「カルメン変奏曲」のみ収録され入手が容易です。
?カーター大統領の前で弾いたホワイトハウス・コンサート(1978年)
…TV放映(民放)のみ。国内版で市販されてません。ショパン「ソナタ2番」やラフマニノフ「VRポルカ」、「カルメン変奏曲」などギラギラした演奏で興奮のるつぼです。
?メータ指揮でラフマニノフ「ピアノ協奏曲3番」(1978年。DGでVHS・DVD化。写真)
…現在廃盤でオークションで高値で取り引きされてます。唯一の協奏曲の映像でライブのためアラもありますが、3楽章の盛り上がったところで楽員たちを鼓舞するようなホロヴィッツのパフォーマンスには鳥肌が立ちます。
?チャールズ皇太子夫妻の前で弾いたロンドン・ライブ(1982年。VHS化)
…ラフマニノフのソナタ3番は情熱的な演奏。王子誕生祝いでプログラム変更されたシューマン「子供の情景」もすばらしい出来です。
?衝撃的な初来日の東京ライブ(1983年。NHKホール)。
…私も5万円するチケットを借金して購入して行きました!今でも全てをありありと思い出すコンサート。しかし当時ホロヴィッツは精神安定剤を服用していて本調子でなくアンコールもなし。翌日NHKで放映されましたが酷評を受けました。ですがベートーヴェン「ソナタ28番」やショパン「練習曲」数曲、シューマン「謝肉祭」といった現在もリリースされていない彼の珍しいレパートリーだったので非常に貴重な映像です。名誉挽回のために再来日した1986年のライブはすばらしい演奏だったのに録音・映像はないようです。
?ジュリーニ指揮でモーツァルト「ピアノ協奏曲23番」レコーディングセッション(1986年。マジック・オブ・ホロヴィッツと題してDGからDVD化。かつてNHKで放映された)
…録音風景を収録した非常に貴重な映像。3楽章の主題の改変などホロヴィッツのわがまま(?)とそれを笑顔で迎えるジュリーニが印象的。
?モスクワ・リサイタル(1986年。モスクワ音楽院大ホールSONYからDVD化)
…この年齢を考えると完成度は高いほうで非常に感銘的なライブ。シューベルト(リスト編)「ウィーンの夜会第6番」やモシュコフスキー「花火」あたりが印象的です。またアンコールの「トロイメライ」を聴く観衆の目に涙が光り感動を誘います。
?ラスト・ロマンティック(1987年。次のウィーンライブとあわせて自宅でピアノを前にインタビュー。NHK−BSで放映。一部が「カーネギーホール」未編集リサイタルの特典DVDとして市販)…ショパンの「黒鍵のエチュード」「英雄ポロネーズ」などを弾いてますが、自宅で気楽に演奏してるので精巧さに欠けます。
?ウィーン・ライブ(1987年。NHK−BSで放映)
曲目は?とほぼ同じで、どちらかと言えば?よりも演奏の出来が下回ります。
追記。若いころの無声の映像もありました。ショパンの練習曲0p25-10のような両手オクターブと思われる曲などを弾く映像でスローモーションによって完璧な指の動きを見るような記録映像です。音がないのが残念!
この他にもありましたら情報をお教えください。
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